日本郵便は2026年8月31日、2027(令和9)年用の年賀はがきを11月2日(月)から販売すると発表しました。当初発行枚数は5.6億枚で、16年連続の減少です。ただ今年の発表で目を引くのは枚数ではなく、「元日に届けるための投函目安が12月25日から12月27日に初めて繰り下がった」ことと、販売終了が1月15日まで延びたことです。
この記事では、日本郵便のプレスリリースと別紙の数字をもとに、発売日・引受開始日・投函目安・券種と価格・お年玉賞品を一覧にまとめ、「9月のうちに決めておくこと」まで整理します。

年賀状ってまだ9月だよ? さすがに早すぎない?

発表が8月31日に出たのよ。日程と値段が固まった今のうちに「今年は出す・出さない・枚数」を決めておくと、11月に慌てないの。

で、何が変わったの? 値上げ?

値段は据え置きで85円のまま。変わったのは日付のほう。元日に届く投函目安が12月27日になって、引受開始も12月20日にずれたの。順番に見ていくわ。
先に結論から伝えるよ!
- 発売は2026年11月2日(月)9時、販売終了は2027年1月15日(金)まで延長
- 元日に届く投函目安は12月27日(日)へ初めて繰り下げ(従来は12月25日)
- 年賀状の引受開始日は12月20日(日)(従来は12月15日)
- 当初発行枚数は5.6億枚で前年比約74.3%、16年連続の減少
- 価格は無地85円で据え置き。寄付金付絵入りは90円
- お年玉くじの抽せんは2027年1月25日(月)、1等は現金30万円
【日程】発売は11月2日9時、販売終了は1月15日まで延長
まず日程です。日本郵便のプレスリリース「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」(2026年8月31日)によると、年賀はがきは2026年11月2日(月)9時から2027年1月15日(金)まで、全国の郵便局などで販売されます。従来の販売終了は1月10日頃だったので、5日ほど長くなりました。日本郵便はこの延長を「遅出し傾向や返信のニーズに合わせたもの」と説明しています。
| 項目 | 2027年用(今回) | 2026年用(従来) |
|---|---|---|
| 販売開始 | 2026年11月2日(月)9時 | 11月上旬 |
| 販売終了 | 2027年1月15日(金) | 1月10日頃 |
| ネットショップの注文受付 | 2026年10月26日(月)〜2027年1月13日(水) | ― |
| 年賀状の引受開始 | 2026年12月20日(日) | 12月15日 |
| 元日に届く投函目安 | 2026年12月27日(日) | 12月25日 |
| お年玉くじ抽せん日 | 2027年1月25日(月) | ― |
| 賞品の引換期間 | 2027年1月26日(火)〜7月26日(月) | ― |
郵便局のネットショップ(切手・はがきストア)は店頭より1週間早い10月26日(月)から注文を受け付けます。10枚単位で、届け先ごとの注文が5,000円以上なら送料無料です。

1月15日まで売ってるなら、正月に届いた分の返事もはがきで出せるね。

そう、返信需要をちゃんと見てるのよ。松の内を過ぎたら寒中見舞いに切り替える手もあるけど、はがきが買えないという事態は減るわ。
【変更点】引受開始は12月20日、元日到着の投函目安は12月27日に
今年いちばん実務に効く変更がここです。年賀状として引き受けを始める日が12月15日から12月20日(日)に繰り下がり、元日に届けるための差出日の目安も12月25日から12月27日(日)に繰り下がりました。日本郵便は資料の中で「お客さまの差出時期の傾向に合わせた」と説明しており、繰り下げは今回が初めてです。
注意したいのは引受開始前の扱いです。資料には「引受開始前(12月19日以前)に差し出された年賀状は、通常郵便の標準送達日数で年内に届く」と明記されています。つまり早く出しすぎると年内に相手に届いてしまうということです。年賀状として元日に届けたいなら、12月20日から27日の間に出すのが正解になります。
【枚数】当初発行は5.6億枚で前年比約74%|16年連続の減少
当初発行枚数は5.6億枚(別紙1の券種合計では5億5,593万枚)で、2026年用の7.5億枚に対して約74.3%です。前年比で約2億枚減り、16年連続の前年割れになりました。券種別の内訳は別紙1「2027(令和9)年用年賀はがきの券種一覧」で公表されています。
| 券種 | 当初発行枚数 | 売価 |
|---|---|---|
| 無地 | 8,290万枚 | 85円 |
| 無地(インクジェット紙) | 2億5,175万枚 | 85円 |
| 無地(四面連刷・4枚つづり) | 2億344万枚 | 340円 |
| 無地(くぼみ入り) | 5万枚 | 85円 |
| 広告付(5種類・地域限定) | 53万枚 | 80円 |
| 寄付金付絵入り 全国版 | 1,076万枚 | 90円 |
| 寄付金付絵入り 地方版(23種類) | 583万枚 | 90円 |
内訳を見ると、家庭用の主力はインクジェット紙の2.5億枚で、無地の8,290万枚を大きく上回っています。自宅のプリンターで印刷する人がいまの中心層ということです。

7.5億が5.6億って、そんなに減るんだ。

SNSで済ませる人が増えたのと、年賀状じまいが広がったのが理由ね。ただ「減ったから出さない」じゃなくて、出す相手を絞って続ける人が多いのよ。だから発行が減っても、1枚の値打ちは上がってると思う。
【価格】無地85円・寄付金付90円|値上げはなし
価格は前年から変わりません。無地・インクジェット紙が1枚85円、寄付金付絵入りは1枚につき5円の寄付金が上乗せされて90円、企業広告が入る広告付は5円安い80円です。2026年用の寄付金付絵入りでは約1.1億円の寄付金が集まり、社会福祉・災害支援・環境保全などの団体に配分されています。
【お年玉】1等は現金30万円、抽せんは2027年1月25日
お年玉くじの内容は別紙4「お年玉賞品」に出ています。抽せん日は2027年1月25日(月)、賞品の引換期間は1月26日(火)から7月26日(月)までです。当せんしたはがきはくじ番号を切り取らずに郵便局へ持っていきます。
| 等級 | 賞品 | 当せんの割合 | 当せん本数(当初発行分) |
|---|---|---|---|
| 1等 | 現金30万円 | 100万本に1本 | 559本 |
| 2等 | 賞品カタログギフト | 10万本に1本 | 5,598本 |
| 3等 | お年玉切手シート(85円と110円のシール式) | 100本に3本 | 1,679万4,780本 |
【新サービス】お手軽年賀・推し活年賀・生成AIを使った年賀状
資料では「遅出し傾向への対応」と並んで、作る手間を減らすサービスが並んでいます。
- お手軽年賀はがき:干支やキャラクターの絵柄とあいさつ文が印刷済みで、一言添えるだけで出せる。今年はディズニーの絵柄を拡充
- 推し活年賀:全国のご当地キャラクターなどの年賀状送付先を「郵便年賀.jp」に掲載
- Google社の生成AI「Gemini」を活用した年賀状:詳細は別途発表とされており、まだ内容は出ていない
- 新テンプレート:名刺代わりに使える「名刺年賀」、子ども向けの「ぬりえ年賀」、地元の言葉で書く「方言年賀」
年賀特設サイト「郵便年賀.jp」とスマホアプリ「はがきデザインキット」は11月2日から公開されます。アプリで作ったデザインはセブン‐イレブンのマルチコピー機で印刷でき、LINEで送ったりSNSでシェアしたりもできます。郵便局のプリントサービスは9月1日からウェブで受付が始まっており、ウェブ申し込みなら印刷料金から最大30%の割引があります。
【今やること】9月のうちに決めておく3つ
11月2日の発売までまだ2か月ありますが、9月に決めておくと楽になることが3つあります。
- 出す・出さない・枚数を決める:発行が減っている今、相手を絞るのは普通のこと。宛名リストを見直して枚数を出しておけば、発売日に迷わず買える
- 印刷を頼むなら早割の期限を見る:郵便局のプリントサービスは9月1日から受付中。印刷会社の早割も秋のうちが最も割引率が高いことが多い
- 投函の日程をカレンダーに入れる:引受開始が12月20日、元日到着の目安が12月27日。19日以前に出すと年内に届いてしまうので、出す日は20日から27日の間で決めておく
年末はこの記事の他にも動く手続きが多い時期です。2026年の年末調整の変更点やふるさと納税の10月改正、2026年10月から変わること7つも、同じタイミングで確認しておくと二度手間になりません。秋の予定を先に固めたい人は2026年のハロウィンまとめもどうぞ。

12月20日より前に出しちゃダメって、逆に知らない人多そうだね。

そこが今年いちばんの落とし穴。「早く出せば安心」が通用しないのよ。20日から27日の8日間が、年賀状として出す期間だと覚えておいて。
よくある質問
年賀はがき2027はいつから買えますか?
2026年11月2日(月)9時から全国の郵便局などで販売されます。販売終了は2027年1月15日(金)で、従来の1月10日頃から延長されました。郵便局のネットショップでは10月26日(月)から注文を受け付けます。
元日に届けるにはいつまでに出せばいいですか?
2026年12月27日(日)までに差し出せば元日に届く扱いです。これまでの目安は12月25日で、繰り下げは今回が初めてです。なお引受開始日も12月15日から12月20日(日)に変わり、19日以前に出したものは通常郵便として年内に配達されます。
年賀はがきの値段は上がりますか?
上がりません。無地・インクジェット紙とも1枚85円で前年と同じです。寄付金付絵入りは90円、広告付は80円、四面連刷は4枚で340円です。
参考リンク(一次情報)
- 日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」(2026年8月31日)
- 同・発表資料本文(PDF)
- 同・別紙1「券種一覧」(PDF)
- 同・別紙4「お年玉賞品」(PDF)
- 年賀特設サイト「郵便年賀.jp」(11月2日公開)
まとめ|値段は同じ、変わったのは「出す日」
- 発売は11月2日(月)9時、販売は1月15日(金)まで
- 引受開始は12月20日(日)、元日到着の投函目安は12月27日(日)。19日以前に出すと年内に届く
- 当初発行は5.6億枚で前年比約74%、価格は85円で据え置き
- お年玉くじの抽せんは2027年1月25日(月)、1等は現金30万円
- 9月のうちに枚数と投函日を決めておくと、11月以降が楽になる
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よし、今年は出す相手を10人に絞って、ちゃんと手書きで一言入れる。

いいと思う。枚数が減った分、1枚に時間をかけられるものね。

で、出すのは12月20日から27日の間ね。覚えた。

その調子。発売日の11月2日にはがきを買って、印刷は11月中、投函は20日過ぎ。この流れなら年末に慌てないわ。

以上ほのかでした!