2026年10月1日から、ゆうパックとゆうパケット、そしてクリックポストの料金が変わります。日本郵便が2026年7月3日に発表した運賃改定のお知らせによるもので、ゆうパックの基本運賃は平均で約10%上がります。
ただ、今回は値上げだけの話ではありません。ゆうパケットは「厚さ1cm・2cm」という区分そのものが消え、クリックポストは料金に加えて送れるサイズと出せる場所まで変わります。9月のうちに知っておくと動き方が変わるので、先に整理しておきます。

郵便って、また上がるの?

ゆうパックが平均で約10%ね。でも今回いちばん効くのは、料金よりルールの変更のほうよ。

ルール?

クリックポストが、郵便局の窓口では出せなくなるの。ポストに投函する形だけになるわ。
【結論】先に結論から伝えるよ!
- 実施は2026年10月1日(木)。発表は2026年7月3日
- ゆうパックの基本運賃は平均約10%の改定。同一都道府県内は20〜30円だが、遠距離の大きい荷物は数百円〜1,000円超上がる
- ゆうパケットは厚さの区分が廃止され、3cm以内なら一律360円。1cmの薄い荷物は250円から360円で110円の値上げ
- クリックポストは185円から240円。重さは1kgから2kgに緩和されるが、郵便局の窓口では差し出せなくなる
- 9月中に出す、割引を積む、の2つで負担は小さくできる
【前提】10月1日に変わるのは4つ
今回動くのは次の4点です。いずれも日本郵便の発表に明記されています。
- ゆうパックの基本運賃(重量ゆうパック・ゴルフ・スキー・空港ゆうパックを含む)
- ゆうパック包装用品(箱や袋)の価格
- ゆうパケットの基本運賃
- クリックポストの運賃と引き受け条件
10月は郵便以外の値上げも重なる月です。全体像は【2026年10月】値上げは3033品目|冷凍食品・生めん・たばこにまとめています。
【本題】ゆうパックは東京発でいくら上がる?
現行の運賃は基本運賃表(東京)、10月からの運賃は発表資料の新運賃表(別紙)に載っています。東京から出す場合を並べると、こうなります。
| あて先 | 60サイズ | 100サイズ | 170サイズ |
|---|---|---|---|
| 東京都内 | 820円→840円 | 1,450円→1,480円 | 3,000円→3,060円 |
| 関東・東北・信越・北陸・東海 | 880円→970円 | 1,500円→1,650円 | 3,070円→3,680円 |
| 近畿 | 990円→1,090円 | 1,620円→1,780円 | 3,750円→4,500円 |
| 中国・四国 | 1,150円→1,270円 | 1,780円→1,960円 | 3,890円→4,670円 |
| 北海道・九州 | 1,410円→1,550円 | 2,020円→2,220円 | 4,140円→4,970円 |
| 沖縄 | 1,450円→1,600円 | 2,160円→2,480円 | 4,350円→5,870円 |
読み取れるのは、上がり方が均一ではないということです。同じ都道府県内の60サイズは20円しか変わりませんが、東京から沖縄への170サイズは4,350円が5,870円で1,520円の増加になります。東京から九州への140サイズも2,680円が3,220円で540円増えます。
つまり影響が大きいのは、遠くへ大きい荷物を送る人です。近所へ小さい箱を送るだけなら、体感はほとんど変わりません。

同じ10%じゃないんだ。

サイズとお届け先で変わるの。遠距離の大きい荷物ほど上がり幅が大きいわ。

うちは実家に送るくらいだけどな。

東京から九州の140サイズなら540円増よ。年に数回なら気にならないけど、まとめ買いを送る人は効いてくるわね。
【前提】箱や袋の値段も上がります
見落としがちですが、包装用品も同時に改定されます。ゆうパック・箱は60サイズが100円→110円、80サイズが140円→160円、100サイズが220円→250円、120サイズが380円→420円です。クッション封筒(大)は100円→110円になります。
さらに、重量ゆうパック(25kg超30kg以下)は改定後の基本運賃に620円を加算、空港ゆうパックは880円を加算する形になります。ゴルフ・スキー・空港の各ゆうパックには「1個あたり30kg以下」という引き受け条件も新しく設けられました。
【要注意】ゆうパケットは厚さ区分が消えます
現在のゆうパケットは、厚さ1cm以内250円・2cm以内310円・3cm以内360円の3段階です。これが10月1日から3cm以内の一律360円に統合されます。
- 薄い本やアクセサリーなど1cmで収まる荷物は、250円→360円で110円の値上げ
- もともと3cmいっぱいまで使っていた荷物は、360円のまま変わらない
- 「薄く詰める」工夫による節約はできなくなる
重さ1kgまで、3辺合計60cm以内(長辺34cm以内・厚さ3cm以内)という条件は変わりません。
【最大の変更】クリックポストは240円、窓口では出せなくなる
フリマ出品で使う人が多いクリックポストは、全国一律185円が240円になります。値上げ幅は55円ですが、条件のほうが大きく変わります。
| 項目 | 現行 | 10月1日から |
|---|---|---|
| 運賃 | 185円 | 240円 |
| サイズの上限 | 長辺34cm・短辺25cm・厚さ3cm | 3辺合計60cm・長辺34cm・郵便差出箱に投函できるもの |
| 重さの上限 | 1kg | 2kg |
| 差し出し方法 | ポスト投函または郵便局の窓口 | ポスト投函のみ |
重さが2kgまで使えるようになるのは実質的な緩和です。一方で、窓口に持ち込んで引受記録を残す出し方ができなくなります。厚みのある荷物をポストに入れられるかどうか、事前に近所のポストの投入口を見ておくと安心です。

窓口で出せないのは地味に困るね。

投函できるかどうかを自分で判断することになるのよ。入らなかったら持ち帰りだから、ぎりぎりの厚みは避けたほうがいいわ。

2kgまでいけるのは助かるけど。

本をまとめて送るときは効くわね。信書は入れられないから、そこだけ注意してね。
【対策】9月中にできること
できることは多くありません。だからこそ、やることを絞ります。
- 送る予定が決まっている荷物は、9月30日までに差し出す(運賃はその日の引受で決まります)
- ゆうパックの箱や封筒を使う人は、値上げ前に買っておく
- フリマの発送手段を見直す。薄い荷物のゆうパケットは110円上がるので、ほかの発送方法との差が変わります
- 出品中の商品の送料込み価格を、10月以降の運賃で計算し直す
なお、フリマアプリ独自の配送サービスの料金は各アプリが決めています。10月以降どうなるかは、利用しているアプリの告知を確認してください。
【節約】割引は積み上げられます
ゆうパックの割引は、値上げ後も使えます。
- 持込割引……郵便局や取扱所・コンビニへ持ち込むと1個につき120円引き
- ゆうパックスマホ割……郵便局アプリの事前決済で通常180円引き(公式の案内)
- 郵便局受取割引……受取場所を郵便局に指定するとさらに100円引き
- 継続利用割引……前月までの1年間に10個以上の利用があると、翌月からの運賃が10%引き
ただし、スマホ割は持込割引・同一あて先割引・複数口割引とは併用できません。どちらが安いかは荷物ごとに変わります。日本郵便は値上げに合わせて、スマホ割のキャンペーン実施も予定していると発表しています。
よくある質問
Q1. 値上げは10月1日に出す荷物から?
日本郵便は実施日を2026年10月1日(木)と発表しています。9月30日までに差し出して引き受けられた荷物は現行の運賃です。ぎりぎりの日程なら、窓口で引受日を確認しておくと確実です。
Q2. クリックポストは本当に郵便局の窓口で出せなくなるの?
引き受け条件の「差出方法」が郵便差出箱への投函のみに変更されます。代わりにサイズの上限が3辺合計60cm・長辺34cmかつポストに投函できるものとなり、重さは2kgまで使えるようになります。
Q3. 結局いちばん安い送り方は?
荷物によります。厚さ3cm・1kg以内ならゆうパケットの360円、厚みがあって2kg以内で信書を含まないならクリックポストの240円。ゆうパックはスマホ割か持込割引のどちらかを必ず使うのが基本です。
まとめ
- 2026年10月1日から、ゆうパック・ゆうパケット・クリックポストが改定される
- ゆうパックは平均約10%。近距離の小さい荷物は微増、遠距離の大きい荷物は大幅増
- ゆうパケットは厚さ区分が消えて一律360円。薄い荷物は110円の値上げ
- クリックポストは240円、重さ2kgまで、ただしポスト投函のみ
- 送る予定がある荷物は9月30日までに。割引は必ずどれか使う

とりあえず、送るものは今月中に出しておくか。

それが一番わかりやすい対策ね。

出品中のやつの送料も見直さないと。

10月からの運賃で計算し直しておけば、あとで慌てずに済むわ。
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以上ほのかでした!