今年ご家族を亡くされた方が、年賀状より先に動くことになるのが喪中はがきです。結論から言うと、11月中に相手へ届くように出す——これだけ押さえておけば、まず失敗しません。
2027(令和9)年用の年賀状は、日本郵便の発表で引受開始が12月20日、元日に届けるための差出目安が12月27日へ繰り下がりました。年末の郵便スケジュールが後ろにずれたぶん、いつ出すのかで迷う人が増えそうなので、日付を整理しておきます。

喪中はがきって、いつ出すのが正解なの?

11月中に届けば、まず間違いないわ。相手が年賀状を書き始める前に知らせるのが目的だから。

12月に入ってからじゃダメなの?

12月の初めまでならギリギリ間に合う。でも印刷に日数がかかるから、11月に投函するつもりで動いたほうがいいと思う。
先に結論から伝えるよ!
- 届くタイミングは11月中旬〜12月初旬。迷ったら11月中に投函する
- 出す範囲は二親等までが目安(父母・配偶者・子・兄弟姉妹・祖父母・孫)
- 2027年用の年賀状は引受開始12月20日、元日着の差出目安は12月27日
- 郵便局の喪中はがき印刷は2026年9月1日〜12月23日が申し込み期間
- 間に合わなければ、松の内が明けてから寒中見舞いに切り替える
【前提】喪中はがきは「お知らせ」ではなく「お詫び」
喪中はがきの正式な名前は年賀欠礼状です。身内に不幸があったので年始のごあいさつを控えます、とお詫びするための手紙であって、訃報そのものを知らせることが主目的ではありません。
ここを取り違えると、出す時期の判断もずれます。お詫びである以上、相手が年賀状を用意する前に届かないと意味がない。だから「11月中」という目安が出てくるわけです。
【本題】2027年用はいつ出す?11月中が安全な理由
日本郵便は喪中はがきについて、郵便局のプリントサービスのマナー解説で「11月の中旬から12月の初旬までに相手に届くように送る」と案内しています。その理由として挙げているのが、年賀状の受け付けが2026年12月20日から始まることです。
さらに今年は、2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要(日本郵便・2026年8月31日発表)のとおり、元日に届けるための差出目安が例年の12月25日から12月27日へ繰り下がりました。年賀はがきの販売開始は2026年11月2日(月)9時。つまり相手が年賀はがきを買えるのは11月2日からで、そこから宛名書きを始める人がいる、という前提で逆算します。くわしくは年賀はがき2027の記事にまとめてあります。
- 10月中に届く……早すぎる。年末までに忘れられてしまう
- 11月中に届く……いちばん安全
- 12月上旬に届く……ぎりぎり間に合う
- 12月中旬以降……相手の年賀状の準備が終わっている可能性が高い

12月20日から受付なんだろ。12月10日ごろに出せば平気じゃない?

書くのと出すのは別よ。11月のうちに宛名を書き始める人は普通にいるわ。

じゃあ逆に、早すぎるのはどうなの。10月とか。

それも避けたいわね。時期外れの印象になるし、相手が年末には忘れてしまうと思う。
【重要】喪中にする範囲は二親等が目安
日本郵便のマナー解説では、喪中はがきは二親等までの親族に不幸があった場合に出すもの、と説明されています。
- 一親等……父母、配偶者、子
- 二親等……兄弟姉妹、祖父母、孫
ただしこれは法律ではなく慣習です。同居していたか、生前どれくらい行き来があったかで判断する人も多く、三親等の叔父・叔母で出す人もいます。迷ったら、家族の中で先に相談して足並みをそろえておくと、あとで気まずくなりません。
【比較】用意する方法は3つ|締切がそれぞれ違う
| 方法 | 申し込み・締切の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 郵便局の窓口(喪中はがき印刷カタログ) | 2026年9月1日〜12月23日 | 宛名印刷までまとめて任せたい |
| ネット印刷 | 各社で異なる。11月は納期が延びやすい | デザインを選びたい/枚数が多い |
| 自宅のプリンターで印刷 | 締切なし | 枚数が少ない/費用を抑えたい |
郵便局の窓口で申し込めるカタログの取扱期間は、日本郵便の発表で2026年9月1日(火)〜12月23日(水)と決まっています。12月23日まで受け付けてはいますが、そこから刷って投函すると年内ぎりぎり。11月中旬の到着から逆算すると、10月下旬〜11月上旬には申し込みたいところです。
【注意】はがきと切手はどれを選ぶ?
郵便局で売っている通常はがき(1枚85円)を使うなら、切手を貼る必要はありません。手持ちの私製はがきを使う場合は、日本郵便の案内のとおり弔事用85円普通切手・菊を貼るのが一般的です。
デザインに決まりはありません。薄墨の落ち着いたものが定番ですが、蓮・桔梗・菊・百合などをあしらった淡い色合いのものも郵便局のカタログに並んでいます。派手でなければ問題ない、くらいに考えて大丈夫です。

専用の喪中はがきって売ってるの?

印刷済みのものはいろいろあるわ。白紙から作るなら、通常はがきに自分で刷るのが一番安いわね。

切手はどれでもいいの?

私製はがきなら弔事用の85円切手が無難よ。慶事用の切手だけは絶対に避けてね。
【文例】そのまま使える3パターン
喪中はがきには句読点を使わない、というのが一般的な書き方です。行頭も下げません。故人との続柄・名前・亡くなった月・年齢を入れ、最後に日付と差出人を書きます。
父・母が亡くなった場合
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年八月に父 ○○が九十歳にて永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情に深く御礼申し上げます
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
祖父母が亡くなった場合
喪中につき年末年始のご挨拶を失礼させていただきます
本年五月に祖母 ○○が八十八歳で永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情を深く感謝申し上げます
皆様には良いお年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます
続柄や年齢を書きたくない場合
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年中に身内に不幸がございました
本年中に賜りましたご厚情に深く御礼申し上げます
明年も変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます
故人の名前や亡くなった月を書くかどうかは自由です。誰が亡くなったのかを知らせたくない事情があるなら、3つめのようにぼかして構いません。
【間に合わなかったら】寒中見舞いに切り替える
12月に入ってから身内が亡くなった場合や、うっかり出しそびれた場合は、無理に喪中はがきを出さなくて構いません。年が明けてから寒中見舞いとして出します。
日本郵便も、年賀状を出したあとに喪中はがきが届いたときの対応として、親しい相手なら電話やメールでお悔やみを伝え、そうでなければ寒中見舞いでお詫びと哀悼の意を伝える、と案内しています。
寒中見舞いを出す時期は、一般に松の内が明ける1月8日ごろから立春(2月4日ごろ)までとされています。郵便局の寒中見舞いはがき印刷カタログは2026年11月2日〜2027年1月15日の取り扱いです。年末年始の郵便の動きは年末年始の連休の記事も参考にしてください。

12月に亡くなったらどうするの?

そのときは無理に喪中はがきを出さなくていいわ。年明けの寒中見舞いで伝えれば十分よ。

年賀状が届いちゃったら?

受け取ること自体は失礼じゃないの。返事を寒中見舞いで出せば大丈夫。
よくある質問
Q. 喪中はがきを11月に出すのは早すぎませんか?
A. 早すぎません。日本郵便の案内でも、11月中旬から12月初旬までに相手に届くように送るのが目安とされています。むしろ12月中旬を過ぎると、相手の年賀状の準備がすでに終わっている可能性が高くなります。
Q. 喪中はがきを出していない相手から年賀状が届いたら、どうすればいいですか?
A. 受け取ること自体は失礼になりません。松の内が明けてから寒中見舞いを出し、喪中で年始のあいさつを控えたことと、お知らせが行き届かなかったお詫びを書き添えれば十分です。
Q. 仕事関係の相手にも喪中はがきを出すべきですか?
A. 決まりはありません。身内の不幸を仕事先に知らせたくない場合は、仕事関係には例年どおり年賀状を出し、親族や友人にだけ喪中はがきを出す、という分け方をする人もいます。
参考リンク(一次情報)
- 日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」(2026年8月31日発表)
- 郵便局のプリントサービス「喪中はがきのマナー」(日本郵便)
- 郵便局のプリントサービス「喪中はがきの種類と選び方」(日本郵便)
まとめ
- 喪中はがきは11月中旬〜12月初旬に相手へ届くように出す
- 範囲は二親等までが目安。最終的には家族で相談して決める
- 2027年用の年賀状は引受開始12月20日・元日着の差出目安12月27日
- 郵便局の喪中はがき印刷カタログは9月1日〜12月23日。11月着なら10月下旬に申し込む
- 私製はがきには弔事用85円普通切手・菊。慶事用の切手は使わない
- 間に合わなければ寒中見舞いで。松の内明けから立春ごろまで

結局、11月中に出せばいいんだな。

そう。印刷を頼むなら10月下旬には動き出したいわね。

文面も考えないとな。

文例をそのまま使って大丈夫よ。大事なのは早さと、相手が年賀状を書く前に届くことだから。
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以上ほのかでした!