お彼岸に何を供えればいいのか、いくらくらいが適当なのか。迷いやすいポイントを整理しました。
2026年の秋のお彼岸は9月20日(日)〜26日(土)です。

おはぎとぼたもちって、何が違うの?

同じものよ。春は牡丹で「ぼたもち」、秋は萩で「おはぎ」。季節で呼び分けているだけ。
定番のお供え物
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| おはぎ | 秋のお彼岸の最も代表的なお供え |
| 果物 | 旬の果物。傷みにくいもの |
| 菓子折り | 日持ちする個包装のもの |
| 花 | 菊が定番。故人の好きな花でも可 |
| 故人の好物 | 生前好んだ食べ物・飲み物 |
基本の考え方はシンプルで、「故人が好きだったもの」で構いません。形式に縛られる必要はありません。
おはぎとぼたもちの違い
同じものです。季節によって呼び名が変わります。
| 春のお彼岸 | 秋のお彼岸 | |
|---|---|---|
| 呼び名 | ぼたもち(牡丹餅) | おはぎ(御萩) |
| 由来の花 | 牡丹(ぼたん) | 萩(はぎ) |
春に咲く牡丹にちなんで「ぼたもち」、秋に咲く萩にちなんで「おはぎ」。それぞれの季節の花に見立てた呼び分けです。
あんこの違いという説も
もう一つ、あんこの種類で区別する説があります。
- ぼたもち……こしあん
- おはぎ……つぶあん
これは小豆の収穫時期に由来するとされます。秋は収穫したばかりの小豆で皮が柔らかいため、皮ごと使ったつぶあんに。春は冬を越して皮が硬くなっているため、皮を除いたこしあんにした、という説明です。
ただし地域や店によって異なり、厳密な決まりではありません。
なぜお彼岸におはぎなのか
小豆の赤い色に魔除けの力があると信じられてきたことが理由とされています。
加えて、砂糖が貴重だった時代、甘いものは特別なごちそうでした。先祖に感謝を伝える供え物として、最上のものを用意するという意味合いがあったと考えられます。
お供え物を選ぶときの実務的なポイント
日持ちするものを選ぶ
おはぎは当日中に食べるのが基本です。訪問先に持参する場合は、日持ちする菓子折りのほうが親切なことがあります。
個包装が親切
分けやすく、少しずつ食べられます。高齢の二人暮らしの家に大きなホールの菓子を持っていくと、消費しきれず困らせることになります。
匂いの強いものは避ける
仏壇に供えることを考えると、香りが強すぎるものは向きません。
供えたら持ち帰る(墓地の場合)
お墓に供えた食べ物は、必ず持ち帰ってください。放置すると動物に荒らされ、墓地を汚す原因になります。
実家や親戚に持参する場合
金額の目安
一般的には3,000円〜5,000円程度が目安とされます。関係性によって変わりますが、相手に気を遣わせない範囲が基本です。
のしの表書き
- 「御供」または「御供物」が一般的
- 水引は黒白または双銀の結び切り
- 地域によっては黄白の水引を用いる場合があります
不安な場合は、購入する店で「お彼岸のお供え」と伝えれば適切に対応してもらえます。
お彼岸に「してはいけないこと」はあるのか
基本的にありません。
お彼岸に結婚式や引っ越しを避けるべきという話を聞くことがありますが、お彼岸は忌み事ではありません。先祖を供養する期間であって、慶事を避ける根拠はないとされています。
ただし、家族や親族に気にする方がいる場合は、その気持ちを尊重するのが円満です。
供えたものはどうするか
下げて食べて構いません。
供物を家族でいただくことは「お下がりをいただく」といい、供養の一部と考えられています。捨てるほうがむしろ望ましくありません。
まとめ
- 定番はおはぎ・果物・菓子折り・花。故人の好物でも可
- おはぎとぼたもちは同じもの。季節で呼び名が変わる
- 小豆の赤に魔除けの意味があるとされる
- 持参する場合は日持ち・個包装が親切
- 金額の目安は3,000円〜5,000円、表書きは「御供」
- お墓に供えたものは必ず持ち帰る
お彼岸の日程とお墓参りの作法はこちらの記事、連休の日程はこちらをどうぞ。

お供えって、何を持っていけばいいんでしょう

故人が好きだったもので構わないわ。ただしお墓に供えたものは必ず持ち帰ってね。